家田の大好きな夏がやって来ました。今年の夏はスタートが遅いのか、昼間は暑くても、夜は、水行をしていると、風がまだ冷たいです。私は、クーラーが嫌いで夏でもクーラーを使わないせいか、四季の自然の風や、雨などを体で敏感に感じ取り、楽しむことができます。おそらく、昔の人々は、このように、暑い夏の中の僅かの風に喜んだり、雨音を楽しんだりされたのではないでしょうか。
先日、修行のため、高野山にこもっていました。慣れない生活で食欲も奪われ1週間、毎日、朝昼夕、お味噌汁1杯ずつ程度しか、食事が喉を通らなかったのですが、それでも、体は大丈夫なものなのですね。空腹を覚えない自分が不思議でした。高野山から下りても、なかなか従来の生活に戻れず、何か1つ動きをするのに、パワーを貯めないと動けず、それでちょっと動けば、グターッと疲れて・・ と、回復するのにちょっと大変でした。
遍路は、今年も続けていますが、捻挫、疲労骨折などにより、今、ゆっくりゆっくり、足を労りながら歩いています。歩けない足を引きずって、足摺岬に着き、本堂の前に立った時、涙がこぼれて来ました。とても行きたいのに歩いてお参りに行かれない、お遍路さんの気持ちを教えていただきました。これまでは、歩き遍路こそ大変、と思っていましたが、大変なのは、歩き遍路だけではなかったのです。また、お大師様に教えていただきました。損傷した足のおかげで、今回は時間的余裕があり、初めて足摺岬の景色も見ることができました。これまでは、札所に着いたらすぐ出発していましたから。足摺岬は、すばらしい所でした。波の逞しさに、感激しました。とても水行向きの所ですね。なんとか60番横峰寺へ行く頃までには、足を治し、また、元気いっぱいで登拝させてもらいたいと、今、治療に励んでいますが、時間はかかるようです。
遍路についての「四国八十八ヵ所つなぎ遍路」(ベスト新書)が出ています。霊山については、「聖地へ」(幻冬舎アウトロー文庫)から出ています。ぜひ、ご覧下さい。お遍路に行く、ご家族や友人などへ、よく皆さんプレゼントして使って下さっているようです。
夏は山行も多いのですが、この足で、登拝しないといけません。そのための前行としての、水行も度々・・・。山を登る時も、歩き遍路の時も、人生と同じ。一歩一歩大切に積み重ねて行きたいと思います。
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